ブルーベリーの歴史
ブルーベリーの栽培歴史
ブルーベリーの栽培種は、アメリカで野生種が改良されたもので、栽培種のハイブッシュ系とラビットアイ系のブルーベリーに大別されます。
ハイブッシュブルーベリーの野生種の栽培化の試みは、1908年米国農務省(USDA)のコビル博士によって始められました。また、ラビットアイブルーベリーの栽培は、1887年、サップによって始められました。サップは、野生種から苗木を選抜して苗木として殖やし、列植して管理した事が、その栽培の始まりです。
一方、ローブッシュブルーベリーは、野生ブルーベリーと言われ、アメリカでは古くからネイティブアメリカンによって生果あるいは乾燥果実として食べられていました。特に乾燥果実は、冬のビタミン類の摂取源でした。17世紀初めヨーロッパからアメリカへ移住した人々が、ネイティブアメリカンから分けてもらった乾燥果実で命を助けてもらったとも言われ、この事が「ブルーベリーは米国人の命の故郷」と言われる所以でもあります。